[壁 紙]

日本の古典柄 歌舞伎 オリジナル ウェブ壁紙 慶弔熨斗紙
日本の古典
風神・雷神図(俵屋宗達より)
本来は、京都の建仁寺に伝わる風神雷神図、二曲一双の屏風絵です。国宝にも指定されています。
屏風の背景は金箔ですが、あえて、オリジナルな背景にしてみました。
天衣を躍らせ足を踏みしめる雷神、風袋を翻し空を駆ける風神。怖そうな顔つきをしていますが、雷は恵みの雨を、風は寒い北風でもあり、暖かい南風でもあります。風神・雷神と「神」であると言うことは、雨と季節をもたらし、五穀豊穣をもたらす神であると思います。

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(葛飾北斎より)
富士山をテーマとし、いろんな場所、角度から富士山を描いたこのシリーズは、三十六景の名の通り36枚の揃物として刊行を予定されていました。しかし、あまりの人気から追加作品が刊行され、計46枚の揃物となったそうです。(本当は、冨嶽四十六景)
巨大な波が、しぶきをあげて小舟に襲いかかろうとしています。波間には富士山が遠く悠然とそびえています。神奈川沖浪裏は、北斎の代表作のひとつと言えるでしょう。

冨嶽三十六景 凱風快晴(葛飾北斎より)
凱風快晴と言っても、ピンと来ないかもしれないが、赤富士というとこの絵が頭に浮かぶ人も多いと思います。
この絵の富士山は、どこから見た富士山なのか分からないのです。ほとんどの絵には、地名が記されているのですが、この絵にはありません。
貴方は、どこから見た富士山だと思いますか?
しかし、どこから見たにしても、富士山もこの絵も美しいことに変わりはありません。

美人画(喜多川 歌麿より)
浮世絵と言えば歌麿、美人画と言えば歌麿と言えるほど浮世絵師としてあまりにも有名な歌麿。
寛政期、鳥居清長と並ぶ美人画の第一人者と言える。もちろん、美人画以外にも、「八景浮世絵」など名所風景画にも名作を残している。
特別、浮世絵の勉強をしていなくても、「歌麿」「写楽」の名前を知らない人はいないと思います。
その歌麿の美人画の中でも有名な絵に勝手に背景を付けてみました。

鳥獣戯画(鳥羽 僧正?より)
題名を鳥獣戯画と書いたのですが、もともとは、全4巻からなる「鳥獣人物戯画巻」と言うのが正しい名称です。作者に?を付けたのは、鳥羽僧正が描いたと言われていますが、確証はありません。
実際、全4巻の内2巻は、平安時代後期、後の2巻は、鎌倉時代の作と言われています。
諷刺画というジャンルがありますが、これは諷刺画の祖と言われています。うさぎ・猿・蛙などを擬人化したユニークな作品です。
現在は、国宝に指定されています。

鬼の寒念仏(大津絵より)
大津絵は、江戸時代初期の頃から滋賀県で、仏画として描かれていたのが始まりのようです。
江戸時代中期になると「藤娘」などの美人画や、武者絵、鳥獣画、諷刺画などが描かれ人気が広まったそうです。
大津絵は、民画として庶民に愛され、江戸時代後期になると、それぞれの画題に応じて、護符としての意味を持つようになったそうです。
この「鬼の寒念仏」は、私の父が旅行の土産に買ってきた大津絵の中の1枚で、私にとっては、父の思い出のひとつです。